MEMBER
ビジネスソリューショングループ
2017年新卒入社 S.M.
ビジネスソリューショングループ 2017年新卒入社 S.M.
開発から保守サポートまで担当するしっかり者のエンジニア。松本オフィスにいるY.A.と連携を取り、東京オフィスの開発メンバーを牽引するチームの若きエース。
ビジネスソリューショングループ
2019年中途入社 Y.A.
ビジネスソリューショングループ 2019年中途入社 Y.A.
長野県松本にあるサテライトオフィスにいながら、東京オフィスのチームもまとめる敏腕リーダー。管理職としての役割が大きいが、ローコード開発なら自分でも対応できる。
PROJECT#02:医療機器メーカー向け新システム開発
01
医療機器メーカーは、省令で定められた安全管理体制に基づき、販売する機器の安全性に関する報告を行う義務がある。行政側でも報告用のシステムを無料提供しているが、一度に大量の報告をすることもある大手企業にとって使い勝手がいいシステムとは言えない。そこで、大手医療機器メーカーから行政への報告がもっと簡単にできるシステムの構築を依頼されたのが、今回のプロジェクトの始まりだった。その依頼に対するコレオスの答えは、一から新しいシステムを構築するのではなく、すでにご契約いただいているワークフローソフトウェア『BP Director(ビーピーディレクター)』のなかに、行政報告用の新機能をゼロからつくりあげるといういうものだった。
02
『BP Director』の導入、保守をS.M.が担当し、行政報告用の新機能は実装された。しかし、行政報告の様式が改定されることが決まり、医療機器業界は対応に追われることに。当然、『BP
Director』の行政報告機能も新様式に合わせてアップデートする必要がある。その時、お客様から助言があった。苦労しているのは同業他社も同じこと。この機能を『BP
Director』に紐づいたパッケージシステムとして新たに構築すれば他社も使うのではないかと言うのだ。自社だけでなく業界全体の課題を直視したお客様の言葉に感化され、商品の必要性を強く感じたことから、新製品『MEVRS(メヴァース)』の開発プロジェクトは動き出した。
そこで、顧客折衝や開発チームの管理を任されたのがS.M.の上司であるY.A.だった。Y.A.たちのチームは、新製品である『MEVRS』の開発と、その元となった『BP
Director』内の行政報告機能のアップデートという、2つのプロジェクトを同時に進行することになる。S.M.は東京オフィスで開発チームを牽引。主に『BP
Director』のアップデートを担当しつつも、『MEVRS』には既存システムと共通する部分も多いため、しっかりとチーム内に情報を共有して2つのプロジェクトの橋渡しをしたのだ。Y.A.は離れた松本オフィスから東京オフィスのメンバーを取りまとめた。距離こそ離れていたが、詳細なスケジュール表を作成し、短い時間でも必ず毎日オンラインで各メンバーとコミュニケーションを取るなど、細心の注意を払って進行管理をしたことで、現場に混乱が起こることはなかった。Y.A.もS.M.も「大変だったけど、絶妙なコンビネーションで乗り切れた」と笑顔で振り返っている。
03
その後、『MEVRS』の元となったシステムを導入してくださったお客様は、今もワーキンググループなどで他社に『MEVRS』の話を広めてくださっているという。そんな、お客様の力も借りつつ、Y.A.たち開発チームは『MEVRS』を業界標準のシステムにすることを目標にしている。この先も行政からの要請は定期的に変化するだろう。そんな時、業界標準のシステムがあれば、業務を標準化しながら、もれなく行政に報告ができる。『MEVRS』が業界をより良くするためのシステムになる。そんな未来を目指して、Y.A.たちはシステムの保守運用と改善に努め、『MEVRS』を育てていく。