Project Story 事業紹介:プロジェクトストーリー

MEMBER

R.S.

ラーニングソリューショングループ
2016年中途入社 R.S.

ラーニングソリューショングループ 2016年中途入社 R.S.

海外パッケージソフトを日本国内で販売する営業マン。会社で取り扱うソフトウェアのほとんどを担当しているオールラウンダーであり、社内では『断らない男』と呼ばれている。

H.N.

ラーニングソリューショングループ
2019年新卒入社 H.N.

ラーニングソリューショングループ 2019年新卒入社 H.N.

R.S.の部下として、ともに営業活動をする。『Open LMS』に関するマーケティングやイベント、講習会の開催、お客様サポートなども笑顔でこなす癒し系マルチプレイヤー。

PROJECT#01:大規模大学への学習管理システムの導入

クラウド型の学習管理システムで、 大規模大学の教育現場をオンライン化せよ。

01

製品の機能性と拡張性をアピール。
未来を見据えた提案がお客様の心に刺さる。

生徒数3万人以上の有名私立大学からの依頼は、オンライン授業を軸とした新たな教育体制の構築だった。授業のオンライン化を進めているが、生徒が一斉に既存システムにアクセスしてしまうとサーバが耐えきれないのだという。そこで、営業担当のR.S.はオープンソースの学習管理システムである『Open LMS(オープンエルエムエス)』の導入を提案した。既存システムは大学のサーバを利用しているが、『Open LMS』はクラウドサービスなので大学のサーバに負担をかけず安定したインフラ環境を提供できるからだ。
さらに、『Open LMS』は導入後でも、追加でさまざまなオンラインサービスと統合可能なLTI(Learning Tools Interoperability)機能をサポートしており、「動画を入れたい」「このシステムと連携したい」といった今後発生する要望にもお応えしやすい。要望を叶えたうえで、システム導入後の先々の展開も見据えた提案をすることで大学側の信頼を勝ち取ったのだ。

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02

お客様に開発元、
プロジェクトの関係者は多岐に渡る。
その間で自分たちに何ができるのか。

大学にとって渡りに船なシステムとは言え、導入に際してはさまざまな要望があった。特に、出席管理画面で生徒のデータを簡単に取り込めるようにしたいなど、メインユーザーである教職員の方のユーザビリティが重視された。そこで、R.S.とタッグを組んだH.N.がシステムの機能説明を担当。定期的に教職員向けのオンライン説明会を開催し、使いやすさをアピールした。また、分かりやすいマニュアルを作成することで多くの教職員の方々にもシステムを普及させていった。
大学側からの要望はコレオスだけで対応できるものばかりではない。いくつかは、システムの開発元であるイギリスのLTG社(Learning Technologies Group plc)に対応を依頼するのだ。日本語の文字化けなどのバグ修正は当然だが、大学の学生たちのアクセスが集中する時間帯にサーバが安定稼働するようにインフラを整えてもらうなど、お客様ごとの独自対応なども依頼する必要がある。サービスに関する価値観が日本とは異なる海外メーカーを動かすのは容易ではない。
しかし、R.S.は日本では導入後のサポートを充実させることでお客様と長くお付き合いすることができるというメリットを示すことで、交渉を成立させた。お客様だけなく開発元のことも考えながら、全員が一番良い状態になるようプロジェクトを進めていく。それが、この仕事の難しさであり、やりがいなのだ。

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今回のプロジェクトは始まりに過ぎない。
培ったノウハウを次へ次へと活かしていく。

その後、大学のなかで『Open LMS』はトラブルもなく安定稼働をつづけている。説明会などを通して使い方を丁寧にレクチャーしたこともあって、多くの教職員の方がシステムを活用してくださっているという。オンライン授業に可能性を見出して、今までできなかったことに挑戦している方もいるそうだ。今後はシステムを運用していくなかで出てくる要望に合わせてプラグインの導入や、追加のサポートなどを提案していく。
営業のR.S.がお客様の要望を吸い上げ、H.N.がその要望を叶えるサポートをする。二人のタッグはこの先もつづいていくだろう。3万人規模の大学との実績ができたことで、同規模の大学から興味を持たれるようになったのだ。今回のプロジェクトでノウハウは蓄積された。今後はもっと円滑にプロジェクトを進めていける。第2、第3のプロジェクトが動き出す日は近い。

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